Tech Notes

MPLABXの古いコンパイラをアンインストールしてスッキリ

MPLABXの複数あるコンパイラがそれなりに容量を食っていたため、要るコンパイラだけを残して要らないものを全て消し去ってみました。

きっかけは文化祭の出し物の一部としてPICマイコンを使った物体を作るため、MPLABXを久々に起動したことです。

自分がMPLABX用に使っていたCコンパイラはXC8というものなのですが、それを調べてみたら新バージョンが出ているということでアップデート。

アップデート後も古いバージョンを勝手に残しておいてくれるようですが、要らないのでアンインストールしました。

アンインストーラはその古いバージョンが入っているディレクトリに入っていました。

多分コンパネからもアンインストール出来ると思われます。

C:\Program Files (x86)\Microchip\xc8\v(バージョン番号)\

XC8のバージョン上げて更新完了、と思ったらなんかC18とかC30とかいう別のコンパイラも入っています。

こいつらもバージョンアップしなきゃならんのか…と思いましたがどうやら違うようで、これらは「MPLAB C」という古いシリーズのコンパイラ。Microchip社はXC8などが含まれる「XC」シリーズのコンパイラを使うように言っているようです。

分かりやすいように例えるとMPLAB CシリーズがWin7・8でXCシリーズがWin10ですね。違いは公式による強制アプデの有無といったところでしょう。

MPLAB Cの開発環境で今までやってきたところはなかなかXCに移行しないだとか古い方に逆移行してしまっただとかデジャヴ感あふれる話がネットに転がっていますが、特にしがらみがある訳でもなし古いものはうち捨てろ、ということでさっき見たく全部アンインストールします。

旧バージョンのXC8とMPLAB Cシリーズのコンパイラ、両方ともアンインストールしましたが更に続けてバックアップファイルの削除をやります。

アンインストールした後も互換性とかへの配慮の為かコンパイラのバックアップが残されるようで、アンインストール後もMPLABXからそれらのコンパイラを利用できるのですが、要りません。こいつらも始末することで完全に不要物の皆殺しが完成します。

まず要らないコンパイラのフォルダーを全削除します。

そして次に、MPLABX側での設定で利用可能なコンパイラ一覧の中から要らないコンパイラを消します。

MPLABXのメニューで「Tools」→「Options」を選び、ウィンドウが出てくるので「Embedded」→「Build Tools」を選びます。

2016y08m11d_1840209732016y08m11d_183951300

Toolchain:と書かれた枠の中にコンパイラ(及びアセンブラ)の一覧があるので、これらも消して完全アンインストール完了です。